1週間の花言葉の復讐

お題:オリジナル/VANBANチョロ松小説

ある日朝起きると、トド松の枕元にエリカの花束が置いてあった

特に何も感じなかった僕は何も言わずに、花が枯れないようにその花束を花瓶に移し、玄関に置いた

トド松が起きると、玄関にあった花をみて僕にいう
 

「どうしたのこれ?」
 

トド松は心当たりが1つもないという
 

「エリカの花言葉って確か【孤独】だったよね。怖いよね、こんな綺麗な花なのにさ」
 

花言葉は孤独か‥‥確かに怖いは怖いね

そんな他愛もない話をしているとカラ松が起きてきた

 

「…おはようbrother、どうしたんだ、このキュートなフラワーは?」
 

同じことをトド松が説明してくれた。

その日はこれを後3回して、一日が終わった
 

****
次の日、朝一番に僕が起きると十四松の枕元にマリーゴールドの花束が置いてあった

これも枯れるのはもったいないと思い、花瓶に移し玄関に添える

すると昨日のようにトド松が起きてきて、花言葉を教えてもらった
 

「今度はマリーゴールドの花?チョロ松兄さん、花集めるのハマった?引くわー」

「いや違うよ!花が昨日がトド松、今日が十四松の枕元にあったんだよ」

「へー、僕達にこんなことしそうなのカラ松兄さんしかいないと思うんだけど…」

「それならもう少し花言葉が明るいものとかあるんじゃない?僕は花言葉知らないけど」

「確かに‥‥ちなみにこのマリーゴールドの花言葉は【絶望・悲しみ】だってさ」

「やっぱり暗いわ!」
 

花束を渡すときは花言葉も考えていくといいというし、カラ松がもし花束を渡すとしても愛を表すようなイタイやつを渡すイメージが大きいし、花言葉ぐらいならアイツも調べておくだろう

だからあまり気にせずにその後、昨日のように4回同じことを説明する

 

****
さらに次の日、朝起きると珍しく、一松がいなかった

誰の枕元を見ていても花束はなかった

気晴らしに外に出ると、一松が外で何かを燃やしていた
 

「何燃やしてるの?」
 

「花」
 

「花って…もしかして枕元に置いてあった?」
 

「あれチョロ松兄さんの?だとしたらやめてよ‥‥気分悪くするから」
 

「いや、僕はただトド松、十四松の枕元においてあった花束を花瓶に移してただけだから」
 

「ああアレチョロ松兄さんだったの?…てか十四松とトド松にもあったのか…」
 

「ところで気分悪くするのはどうしてなの?やっぱり一松一応猫にもなれるし猫に影響ある?ならゴメンね、後で花捨てにいk」
 

「違う。花言葉」
 

「花言葉?」
 

「今僕が燃やしてる花はウシノシタクサ、花言葉は【真実】とか【偽り】とも表すけど、

今の状況で可能性があるのは【あなたが信じられない】だと思う

こんな花とかいらない、どうせいうなら口で言ってくれればよかったのに…」
 

何故、一松がそんなことをいうのかはわからない

でも一番その時に気になったのは、最後が過去形だということだ
 

「何か知ってるの?」
 

「………止められないよ、アイツはバカだから、自分の意思のまま突き進む。チョロ松兄さんがいったところで何もできないよ」
 

「言いたくない?」
 

「あくまで僕の考えだから、気にしないで」
 

そういうと僕の横を通り過ぎて家に入る

「次は兄さんだと思うよ」

そういう声だけが聞こえた

その後、どうやって一日を過ごしたのかは覚えていない、気が付けて明日になっていた

 

****
誰かが僕の枕元に立っているのがわかった

目の前はまだ暗闇、まだ夜だということがわかる

服の様子だと、兄弟だということがわかる

気にせずに寝ようとすると兄弟の誰かが何かを僕の枕元に置いたのが分かった

そのときには僕は2度寝をして誰なのかはわからなかった

 

****
朝、もう明るくなっている

真夜中のことが夢だったのか確認するために枕元をみる

花束が置かれていた

そこまで花の名前もしらないから起きてきたトド松に聞いてみた
 

「昨日は花束なかったんだ」
 

「あったみたいだけど一松は燃やしてた」
 

「人体自然発火で?」
 

「んなわけない!」
 

「これはオダマキだよ、花言葉は‥‥‥あった、【愚か】だってさ」
 

「……」
 

「その顔やめて、トイレに行けなくなる」
 

「元からだろ!」
 

誰がこんなことするのかが全く分からない

少なくとも、兄弟の中の誰かということだということはわかった

多分、トド松から上にいってる

となれば、次はカラ松だ

‥‥誰がこんなことしてるんだろ‥‥

 

****

誰かが起きてきたところで目が覚める

外をみてもかなり暗いからまだ真夜中だということがわかる

誰かの顔かはわからないけど、やっぱり兄弟ということがわかる

誰かがそのまま見向きをせずに下の降りる

数分すると戻ってきて、手に何かを持っているのがわかる

やっぱり花束だろうか

すると、十四松のところに1つおとした

あれ?カラ松のところじゃないの?

すると次は僕の枕元に落とした

そのまま左に行き、おそ松兄さん、トド松、カラ松、一松のところに落とし、おそ松兄さんの近くでかがみ、そのまま布団に入った

どこらなのか全くわからない

何を落としたのか確認すると、花束だということだけはわかった

何の花かは見えないからわからない

仕方ないから明るくなるまで寝ることにした
 

****
結局朝になり、明るくなったところで自分の枕元をみる

……シロツメクサ?

この花の花言葉は結構有名だから僕でも知ってる

‥‥暗い花言葉は【復讐】なんだよな‥‥

なんか僕達兄弟にひどいことしたかな‥‥

心当たりしかないか、でもなんでカラ松のところに置かなかったのだろうか

次がカラ松か、おそ松兄さんということになるのかな‥‥?

6、5、4、3‥‥次が2じゃなくて、全員‥‥

次はどうなるのだろう?

とりあえず、シロツメクサは一松とトド松には話して、後は処分して一日が終わった

‥‥いや、手紙が1通来て
 

「最後は赤色にする」
 

という手紙がパセリの花が一緒に贈られていた

トド松がいうには花言葉は【死の前兆】だという

‥‥殺されるのだろうか?僕達は

‥‥‥‥どうなってしまうのだろうか

そんなことを考えていると全く眠れなかった

だから少し、布団から出て散歩にでる

ほとんどの場所をいつのまにか見回っていて家に帰るころには夜明け前だった

少し家に入るのをためらうが、思い切って入る

すると、誰かが、おそ松兄さんの枕元に花束を置いているところを見つけてしまった

夜明け前で、明るくなっているから顔も見えるし、誰なのかもわかった

‥‥カラ松だった
 

「カ‥‥カラ松なの?」
 

「何がだ?brother?」
 

「今までの花も、昨日送られた手紙も‥‥」
 

「‥‥そうだが?」
 

少し迷って、はっきりといった

でもどうしてカラ松が?

頭が少し混乱している

そんな僕に気付いたのかカラ松は僕に近づいてきた

強い香りが鼻を刺激した

すると激しい衝撃を受け、意識がなくなった

 
 
 

****
 

「おーい、チョロちゃーん?珍しいねー、俺たちより遅いなんてさー?」
 

気が付くと、布団の中にいた

さっきのことは夢だったのだろうか?

夢なら、おそ松兄さんのところに花なんておいてるはずがない
 

「花束?ああ、さっき一松は人体自然発火で燃やしてたよ?」
 

「どういう状況だよそれ」
 

とりあえず外に出ると、おそ松兄さんが言ったとおりに、何かを燃やしているのが見えた
 

「‥‥何?」
 

「今度はどんな花だったの?」
 

「クワの花…花言葉は【ともに死のう】」
 

「こっわ‥‥」
 

「それにしても珍しいね、チョロ松兄さんが一番遅いなんて」
 

「それ兄さんにも言われた‥‥カラ松は?」
 

「クソ松?起きた時からいなかったよ」
 

「ふーん‥‥ねえ、少し話聞いてくれない?」
 

「話?相談なんてできないよ?」
 

「分かってるって、聞いてくれるだけでいいから」
 

そういい、夜明け前に起こったことを話をした

特に一松は反応をしてくれなかったし、別にその話は終わらした
 

「クワの花ってどんな花?」
 

「さすがに知らない、トッティにでも聞けば?」
 

「トッティやめて」
 

「ちょうどいいね、ねえトッティ、クワの花ってどんなのか見せてよ」
 

「チョロ松兄さんまで‥‥わかったよ、クワの花でしょ、はいこれ」
 

そういってみせてきた

これがクワの花‥‥?
 

「ちがう」
 

「いや合ってるよ?」
 

「もしかして…」
 

「僕が見た花と、全く違う」
 

僕が見た花は紫で、もう少し花が多くあった

でも違う

この花じゃない

やっぱり夢だったのだろうか?
 

「特徴は?」
 

「え?特徴…かなり目立ってて…紫だったかな。後は‥‥香りがかなり強かったの覚えてる」
 

「バラかな?」
 

「それなら見た目は覚えてる…」
 

「暗い花言葉があり、香りが強く、目立つような花…ヒヤシンス?」
 

「ヒヤシンス?これのこと?」
 

そういうとトド松はすぐに検索して画像をみせてくれた

これだ

僕があの時、おそ松兄さんの枕元にカラ松が置いた花はこれだった
 

「これだ」
 

「ヒヤシンスの花言葉は【悲しみ】…今までのより軽いね、でも、一松兄さんが焼いてたのクワだよ?見間違いじゃない?」
 

「ならいいけど…」
 

「今日はクソ松止めるか、トド松よろしく」
 

「はあ!?なんで僕なんだよ!!」
 

「逆にトド松、俺がクソ松に抱きしめる場面みたくないだろ?」
 

「なんでそうなるの?!わかったよ!僕がそうすればいいんでしょ?!」
 

「なんでキレ気味なんだよ‥‥」
 

僕は呆れて周りを見渡す

すると、嗅いだことがある匂いがする

これはあのときの‥‥ヒヤシンスかもしれない‥‥
 

すると匂いが強くなっているほうに走り出す

気が付けば、あの時にみた花と同じヒヤシンスの花束が、となりの空き地に置かれていた

‥‥ここはカラ松が誘拐されたときに僕達が色んなものを投げたところだ

カラ松は許してない

それだけがわかった

別に、怒る気力がなくなった

怒ることができないし、何もいうことができない

なら、黙って明日を待つのが一番だろう

ヒヤシンスの花束が隣にあったことを話して、僕の考えは話さずに一日を終わらした

夜、トド松は必死にカラ松に抱き付いて、心臓をも動かせない勢いだったから力をせめて緩めるようにした

 
 
 

****
朝になると、僕達が寝ている布団の上、僕らの寝ている隙間

全てにフキノトウが置かれていた

これでよく気づかなかったと思う

フキノトウの花言葉は【処罰は行わなければならない】

片づけるのも面倒になり、そのまま2度寝をする

途中、トド松の悲鳴が聞こえたが気にしなかった

 
 
 

****

そのまま、ずっと家でダラダラ過ごしていて、夜になった

真夜中の2時あたりになったときに、ある声が聞こえた
 

「孤独、絶望、悲しみ、あなたが信じられない、愚か、死の前兆、復讐、そして、ともに死のう
 

さあ、今から処罰を行います
 

それではみなさん、よい夢を」

 

ここで、僕は気が付いた

最後には、カラ松自身も死ぬんだなと

そこからの僕の意識はなくなった

↑ ページトップへ