教室の話

お題:教室/VANBANカラ松チョロ松トド松小説

僕達が通っていた赤塚高校は、生徒が多く教室などが多くあった

生徒が多いと、いじめも少し多発していたという

そんなときに、ある教室で死人が出たらしく、それ以降は先生も気を付けるみたいで、何も起きていない

しかし、その死人がでたその日から怪奇現象が起こってるようだ

それが七不思議として扱われるようになり

それを僕達は「教室の掃除道具入れの死体」と呼んでいた

それを僕とカラ松兄さんは体験した

「ねえ、他のやつら皆遅くない?」

「まあ今日は俺らが早く終わったからな・・・」

「まあそうだけど…珍しいね、カラ松兄さんのところが早く終わるの」

「フッ…今回は神の使いのキュートなチャイルドのお迎えがあったのでな…」

「先生が子供を迎えに行ったから終わったんだね、分かりにくいから普通にして」

「はい」

話が途切れて教室の全体を見回す

この教室が待ち合わせ場所、空き教室だから僕とカラ松兄さん以外は誰もいない

教室を見回していると、ふと掃除道具入れが目に入る

「教室の掃除道具入れの死体」

そんな言葉を思い出す

どこの教室かは知らないからこそ、探す人がいないから謎のまま

なのに「出る」という話は何度も聞く

おかしいと思いながら、よく話題にしてた

そんなことを考えてると、どこからか声が聞こえる

廊下に誰かがとおるのかと思って気にせずに数分が経った

そしてあることに気付いた

声がずっと聞こえるのだ

声の大小や強弱、何一つ変わらない

それに不気味に思いながら兄さんに話しかける

「ねえ、カラ松兄さん…」

「どうしたんだチョロ松?顔色が悪いぞ?」

「声、聞こえる?」

「?ああ、聞こえるぞ、ずっと同じ言葉を発してるのだろうか。同じ声で、同じ発音で言ってるな」

「え‥‥?」

そんなことまではわからなかった

同じ声で、同じ言葉をずっと出しているってことは1人しかいないということ

どこかで僕達に聞こえる声で独り言を繰り返しているのだろうか?

ならば少し恐怖感はなくなったが、さらに不気味さが増した

何を言っているのか、それを聞くために耳を澄ます

すると声とは別にどこかを叩いているような、「トントン」と叩いているのがわかる

でも何を言っているのか聞き取れない

「少し回りみない?」

「声の主が気になるのか?」

「うん…それに地味に耳に入るのが変な気分になる」

「ならいいぞ?あまり教室から離れないようにな?」

「それぐらい分かってるよ、でもまだアイツラが終わる時間にはまだまだ早いから少しなら遠くでもいいかと思ったけど」

「でも、俺たちが早く終わったということはブラザー達もそうなる可能性もあるだろ?」

「わかったよ、じゃあ両隣の教室みるだけでいいか」

両隣の教室を見てみたけど、誰もいない

上の階は屋上だけど、かなり差があるから、声は全く聞こえない

下の階とも差があるから聞こえない

「…いないね」

「いないな」

また耳を澄ますと声や叩く音が全く聞こえない

じゃあどこにいるんだ?

僕達がいた教室で聞こえるのに…

そんな考えをしているとある考えに行きついた

『僕達がいた、空き教室に見えない何かがあるのではないか』

さすがにないと思いながらも確認したくなる

「‥僕達がいた教室も見てみる?」

「それほど気になるか?」

「結構気になることない?」

「まあ確かにそうだが…」

教室につくと声や叩く音が聞こえる

しかし、叩く音が少し強まっている気がする

それで、どこから音がするのかがわかった

「掃除道具入れ…ここから?」

「掃除道具入れといえば学校の七不思議を思い出すな」

そんなカラ松兄さんの一言で一気に鳥肌が立った

七不思議の「教室の掃除道具入れの死体」

もし、あの噂が本当だとすれば、この中に死体がある

あるわけない

そう心を落ち着かせた

そうすると次は好奇心が生まれる

中に誰がいるのか

それを確かめるために掃除道具入れの前にたつ

声がはっきりと聞こえた

「アケテ‥‥アケテ・・・・」

そんな言葉が聞こえる

それを聞いているとダンダン扉を叩く音が大きくなる

気が付くと、掃除道具入れの扉が壊れてしまうのではないかと思うぐらいに

強くなったいた

さすがに僕とカラ松兄さんはびっくりして後ずさりをしていた

「アケテ!!アケテ!!アケテヨオ!」

声もでかくなっていて逃げようかと思ったときにカラ松兄さんが動いた

声をかける前にもうすでにカラ松兄さんは掃除道具入れの前にいて、トビラに手をかけた

開いた瞬間何かがカラ松兄さんの上に飛び込んできた

容易にそれをキャッチするとカラ松兄さんの手の中にいたものに目に最初に入ったのが

ピンクのパーカーだった

パーカーを着ているのは僕達だけだし、この色でトド松と判断した

一番僕達が不思議に思ったのが、全身を縄で絞められていることだ

とりあえずトド松の縄を外し、寝かしていると自然に何もなかったかのように僕達に話していた

ちなみにトド松の首に血のような手形がついていたのはさすがに言えなかったから

そのままにして、残りの奴が戻ってくるまで話をしていた

どうやら僕達が来る前からここに1人でいたらしい

トド松は

「兄さん達待ってたら掃除道具入れから音がしてきたから教室から出ようとしてたけど‥‥いつの間にか‥‥」

そのあとは黙ってしまった

これ以上は何も言わないようにして、他の皆が来るのを待っていた

多分かなりショックを受けていたみたいで今は完全に忘れていると思う

でも掃除道具入れの中には誰もいないし、トド松は縄で手や足も全身が動かないようにされていた

なら、あの掃除道具入れの中で出していた声と叩く音はなんだったのか

それだけはわからない

トド松は無意識に暗闇を怖がっていていまも暗いところは1人では行きそうにはない

こうなったのは僕達の責任かもしれないし、覚えてなくても

罪滅ぼしみたいにして、一緒についていく

カラ松は別に話題には出さないつもりでいるから、僕も何もいわない

あれでかかっていた時間がたったの20分だということについては驚いた

だって僕の感覚では40分あたりはかかっていると思っていたから

このあとカラ松兄さんがトド松を持って帰ったのは他の皆も驚いてたけど

何もなかったかのように普通に帰った

内側から叩く音や声が、あの「教室の掃除道具入れの死体」だとしたら

なんとなく納得がいく

閉じ込められて、そのまま発見されるときにはもう死んでいたということは

怨念とか持っててもおかしくはないなーと思っている

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