屋上の血だまりの話

お題:屋上/VANBANおそ松トド松小説

俺たち六つ子が通っていた赤塚高等学校は築80年という結構古くから建てられてる学校だった

やっぱりこんなに古い学校だったらたくさんの噂が流れたりするものだ

七不思議はやっぱり定番だった

例えば‥‥

1つめ「トイレの花子さん」

2つめ「廊下のハイヒールの足音」

3つめ「首吊り霊の階段」

4つめ「夜桜の木霊様」

5つめ「音楽室の秘密の隠しトビラ」

6つめ「教室の掃除道具入れの死体」

そして7つめの「屋上の血だまり」だ

俺はこの7つめの体験をしていた

いつも通りに、授業をサボって屋上に行こうとしたら珍しく先客がいた

別に屋上だけがサボリ場所じゃないと思って中に入ろうとしたら呼び止められた

「ねえ、少し待ってよ」

その声を聞いた瞬間、俺は逃げようかと思った

声をかけると同時に顔もこっちに向けてきたが顔が全面に血だらけだったのだ

声もガラガラで不気味としか言えなかった

逃げようかと思ってトビラに手をかけたがびくともせずに開かない

徐々にソレは近づいてくる

最後に手が届きそうな位置になると突然ソレの体は崩れていき、血が流れてきた

気が付くとソレがいた場所には血だまりがあった

トビラがようやく開いたからすぐに扉に飛び込み階段を転ぶように降りていき、別の兄弟がいるところまで走っていった

少し落ち着いて屋上に戻るとそこには何もなかった

血を吹いた後がなければ、誰もいない

今まで使っていた屋上に戻っていた

今までの中で一番怖かった体験で、人にいう気もなかった

ソレがあった地面は少しへこんでいて少量の水なら溜まってもおかしくはない

誰かの悪戯かと思ったがそれはない

だってさ、勝手に人が目の前でつぶれていなくなるなんてこと…さすがにできないだろ?

兄としての威厳もあるから、このことは絶対に誰にもいわないと決めていたけど、

トド松が泣きついて俺のところに走ってきたときの話を聞いたときは俺も話さないとって思った

トド松も同じ体験をしたんだ

これで更に確信が持つことができた

あれが七不思議の「屋上の血だまり」なんだ‥‥と

何故って?それは俺は学校はサボりまくってるし、いろんな奴に喧嘩売ってきたから心当たりがあるから

悪戯として俺をビビらそうとしたのならまだ納得はいく

でも逆にトド松は女子とも仲がいいし教師のやつらとも仲がいい

喧嘩を売ろうにもこっちの身が危ないからそうそう手出しする奴はいない

というか、俺は見たことがない

話を終わるとずっとトド松はずっと俺に引っ付いてたからそれほどなんだなーって思う

一応、全員に七不思議は本当にあるってこと言って警戒するようにするか…

ちなみに俺とトド松しかこんな体験はしていない

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